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【イベント】永山薫のマンガ千本ノック 「同人誌、アメリカと日本」に行きました。【後編】
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    前回までのまとめ

    アメリカには同人はないが、アマチュアのマイナー商業誌ならある。

    個々を繋ぐAPA、コミュニティとしてのFANZINE

    SFコンベンション中にホテルの一室でアニメ上映会をしたのが
    アニメコンベンションの先駆け。


    中盤の話はこちら
    ============
    十章 同人誌の文化
    ============

    アメリカではパロディの権利が認められている。

    Wikipedia:フェアユース


    ダーティペアのエロパロなども良くあった。
    ピークは98年前後

    性的な表現、政治的な表現は、印刷屋がつっぱねる。

    (性描写のある本を印刷可能な)印刷所を見つけるかが問題。
    性描写が含まれていると「ばあちゃんが嫌がるんだよね」と断る。


    ============
    十一章 エロに対する考え方
    ============

    日本ではすべからくエロに関してタブー視されるが

    アメリカではそれほど厳しくはない。
    ただ、大きな基準として

    「正しいか、正しくないか」という判断がつきまとう

    アメリカではソドミー法というのがあり、婚姻以外の性交を禁止している州もある。
    ソドミー法

    「アメリカに実際にあった!セックスにまつわる変な法律」

    余談:アメリカでは正常位のことを英語でミッショナリー(宣教師)ポジション
    と呼ぶ

    偶像かどうかという判断ではなく、正しいかどうかというのが基準となる。



    ここら辺で時間になり、質疑応答の時間へ


    ============
    十二章 アニメに触れる文化
    ============

    アメリカでは何と言ってもアニメが一番、マンガは付随した形。

    コミック専門店にある。
    マンガはスーパーにも売っている。

    コンビニは虫の息
    基本はガソリンスタンド

    子どもは基本的にテレビからアニメに触れる
    本にはなかなか触れられない。

    ガンダムの放送時間にガンダムのCMは流せない。

    日本のエロは女性が主体になっているという点で異なる。



    ============
    わいせつ物に関する法律
    ============

    ハンドリー事件とわいせつ定義


    わいせつの定義
     1)一般市民の視点からして、在住する地域の基準を踏まえ、特定の表現の全体が「好色な興味に訴える」表現と認められる。

     2)一般市民の視点からして、在住する地域の基準を踏まえ、特定の表現に於いて非常に不快な形で性行為などを描写している。

     3)一般市民の視点からして、在住する地域の基準を踏まえ、特定の表現がその全体に於いて文学的・芸術的・政治的・科学的価値が一切欠如している。

    日本とは全然違う、米国の「猥褻」定義



    ハンドリー事件に関する内容はこちら


    1466A 児童ポルノに関する法律
    Obscene visual representations of the sexual abuse of children

    前科者とそうでない者に対する扱いが全然違うのがアメリカ

    コムストック法により、荷物の開封、検査は合法
    その後どこの法律で裁くか

    1466A(児童ポルノに関する法律)は連邦政府の法律

    エロに関する法律

    法律は州によって異なる。

    ダウンロードに関する責任
    カリフォルニアは発信者に、フロリダは受信者に

    ダウンロードさせる際に、特定のエリアの人はダウンロードしてはいけないという注意書きをつけなければいけない。

    エロに関する法律が緩いのは、カリフォルニアとニューヨーク

    保守的な地域はエロに対して厳しい。

    ハンドリー事件のあったのはアメリカ中西部のアイオワ。
    ここは性に対して保守的。

    アメリカでは陪審員制度により、地域性が色濃く反映される。
    エロに限らず、一般人の一般的な考え方というのが裁判において
    重要なポジションをしめる。

    基本的に作った人はOK、売った人に責任がある。
    しょっ引かれるのは書店。基準を作るのも書店。

    エロアニメの場合は、大人に見えるように毛を書き込むということも行う。
    テキサスではディルドーの上限所持数も法律で決まっている(7本まで)



    という感じ。
    あとは細かい質疑の中で色々出てきたけどここでは省略します。




    とりあえず自分の所感でまとめると


    ・同人誌は無いが、個人で製作するマイナーな商業誌はある
    ・個人でも製作は可能で、流通も商業と同じように載せられる
    ・印刷屋を探すのが大変。
    ・アメリカと一口に言っても州毎に法律が異なるため、基準も州毎に異なる。
    ・作った人に罪は無いが、売った人に責任がある。


    一口に海外といっても地域は色々あるわけで
    アメリカといっても州毎に全然違うんだね。

    いやぁ、色々と勉強になりました。


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    @takeshi_nogami(野上武志)
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