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【イベント】永山薫のマンガ千本ノック 「同人誌、アメリカと日本」に行きました。【前半】
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    永山薫のマンガ千本ノック
    「同人誌、アメリカと日本」ゲスト:兼光ダニエル真(翻訳家)


    に行ってきました。
    今回はアメリカの同人事情というので非常に興味深く話しを聞くことができました。
    概 要

    ・漫画家残酷物語 in USA

      職業漫画家はアメリカの方が大変?

      アメコミ産業はどうなってる?

    ・アメコミとインディーズ出版

      アメリカのコミック配本システムとは?

      日本の同人誌とアメリカの自費出版

    ・アメリカにおけるマンガ&アニメ系ファン活動

      ファン活動の場とファンジン

      コンベンション

      アメリカオリジナルのマンガ

    ・自由の国アメリカ?

      自費出版を巡るトラブル

      パロディと著作権

      エロはどうなのか?

    ・海外と日本

      海外事情を認識することの意味

      海外からの非難が規制強化の大義名分に

    大きく分けて、第一部が講演、第二部でアメリカの自費出版物と回覧、第三部で講演&質疑という構成を予定しております。

    特に業界関係者、研究者にはお勧めです。

    兼光視点に対する疑問、反論も歓迎します。

    熱く語らいましょう。

    『マンガ論争4』と、野上武志/鈴木貴昭/兼光ダニエル真『さるでもわかる都条例対策』の物販も行います。






    こんな感じのイベントで、アメリカの同人事情に関してのトークイベントでした。




    兼光ダニエル真さん(@dankanemitsu
    という方は、翻訳家で、日本のアニメ・マンガを
    トランスレーションされている方です。
    サイトはこちら

    以下自分の書き取りなので
    ちょっと文が乱れたりしてるかもだけど気にせず。


    ============
    序章 アメリカという国
    ============

    〜同人誌は昔からあった〜

    ソ連共産党政権下のチェコでも自主製作本はあった(思想系)
    命がけで本を書く時代。


    タイプライターが制限されている国があった。
    →インクがあれば何枚でも紙が刷れる。


    『アメリカにはアメリカのものしか無いのが当たり前の時代』

    ダニエルさん小学校4年の時、ガンプラブームがあった。(1983年)
    日本にいる父に運んで貰っていた。

    〜自給自足でモノを消費する国。それがアメリカ〜

    他国に興味がない。戦争に常に勝って来た国だから
    (ベトナム戦争は引き分け理由は「飽きた」的な)

    ブッシュ大統領が、大統領になる前、行ったことのある国は
    イスラエル・メキシコ のみ

    他国の作品の誉め言葉
    「すばらしい作品だね、ハリウッドで映画化してあげるよ」

    \(^o^)/誉め言葉


    他国、英語圏以外から浸透したモノは
    ・ソウル・ロック等があるがこれは元々、アフリカが起源だが、そのまま
    入っている訳ではない、アフリカ系アメリカ人が持ち込んだモノである。

    それと

    アニメ・マンガ。これは日本から入ってきて、そのままの形で浸透していった希有な例

    ============
    二章 アメリカのマンガ事情
    ============

    日本で年間に発行されているマンガは1年にざっくり1万冊
    平均しても一人が月刊ペースで12回描いて、1冊の単行本になる。

    ところがアメリカは

    数千人程度、またはそれ以下

    アメリカのマンガは原作とマンガは別のことが多い。
    基本的に分業している。

    たしかにmarvelやDCのマンガはそうだよな

    日本では作品は作者に帰属するが、アメリカでは原作と作品が別のため
    執着が薄い。 作品は基本買い取り

    ここで少し英語の勉強

    単行本はgraphic novelと呼ぶ
    marvelなどAmerican comicの薄い雑誌は「floppy」と呼びます。


    漫画家は買い取りでマンガを描き、
    金が無いと、生原稿にサインを書いてコンベンションで売る
    またはコンベンションでは、commissionといって、好きなキャラを描いて貰って
    お金を稼ぐ。こういう方法がある。

    マンガを売りたいとなっても月刊誌も無いため
    定期的に描けるところが限られる。


    ============
    三章 コミックコードについて
    ============
    アメリカのコミックは、戦前まで自由に描ける時代があった。
    いわゆる「golden age」という世代。

    この時期、表現に規制はなく、何を描いても良かった。

    アニメも同じで、昔のミッキーマウスはミニーの尻を追いかけたり
    セクハラ的なことをするキャラクターだった。


    アニメは当時長い映画の前座として子どもを飽きさせないために
    流れてた、ただ大人も楽しめるという面では、セックス&バイオレンスな
    表現が強調されていた。


    そして戦後、コミックコードとヘイズコードにより
    アニメとコミックは規制を余儀なくされる。

    Togetterアメコミの表現規制〜コミックコードとワーサム
    ヘイズコードについて

    それまでコミックとしてあった、ロマンス・ホラーといったジャンルのコミックは
    子どもが楽しめるモノへ、ということで規制され、ヒーローモノのアクションだけが
    残っていった。 ここからは戦前と比較して「silver age」という時代に入っていく。

    60年、70年代になり、カウンターカルチャーとしての
    音楽・映画ブームが起き、同時にアニメ・マンガもその時流に少し
    載ることになる。


    ロバートクラムといったアンダーグラウンドコミックの先駆けもこの時代の人。

    アメリカのコミックの方向性は
    このコミックコードによって大きく変化した。

    ============
    四章 アメコミの流通インフラ
    ============

    アメコミはなぜカラーなのか?
    一説となる話

    その前に、アメリカで売られているアメコミは、
    新聞・雑誌と同じ店頭に置かれている。
    これは新聞・雑誌と同様の流通ラインのため

    そして、アメリカの新聞は日曜日がカラーで豪華。
    カラーの輪転機がフル稼働するのは週末。
    平日はあまり稼働しない。この穴を埋めるタメに
    アメコミは隙間ですられた。

    ただ、コミックコードにより、シュリンクする雑誌
    それにあわせ、60年、70年代には、コミック専門店が出来た。
    アングラのマンガを支えるインフラも同時に出来た。

    Previewsという雑誌がある。

    PREVIEWS:TheComic Shop's Catalog

    これはコミック専門店で扱われるアメコミ雑誌の書籍カタログ。
    ここに入っているマンガから書店が独自に発注数を決める。

    オンデマンドで発注があれば発注部数だけを刷って卸す。
    書店は基本的に買い切りのため、作者は痛手を負わない。

    バックナンバーはプレミアになり
    表紙だけを買えたバージョンなど様々な雑誌がコレクターズマーケットに並んだ
    ウルヴァリンのマンガなどは一時期表紙だけで8種類あった。

    ============
    五章 加熱するコレクターマーケット
    ============

    80年代、アメコミのコレクターマーケットは広がりを見せ
    バブルのような状態になった。

    独自の流通ラインなので、通常のラインでは載らない
    成年向けや大人のマンガも流通した。

    90年代になり、そのバブルははじけた
    奇しくもその時代は、日本のマンガが入り始めた時期と符合する。


    ただ、アメコミを今まで呼んでない人達が、日本のマンガを読み始めた。

    子連れ狼はアメリカでも長く人気の作品
    →アメコミ世代が読む?

    アメリカのオタクには大きく分けて3種類あり

    昔からいる30年、40年代のおじさん
    30代中盤のロボテック世代
    そして10代〜20代のポケモン・ドラゴンボール世代。


    という感じで前半はここまで。


    うーむ。アメリカのアニメ、マンガの歴史を学ぶ感じで
    非常に勉強になります。

    中盤はアメリカの同人(のような)活動に関する紹介とコンベンション
    後半は成年向けに対する考えと法律について

    まとめる予定です。
    相当濃い話だった 次のまとめはこちら
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